先輩にはめられた、可哀想な旦那
今日は、
サッカーファンのみならず、
日本中が注目しているであろうサッカーワールドカップのアジア最終予選。
B組首位の日本 VS B組3位のオーストラリア
今日8/31の19:35から、埼玉スタジアム2002で行われ、
この試合で勝てば、日本はB組首位で2018年のW杯ロシア大会出場が決まる。
もちろん、チケットは完売。当日券の販売もない。
どうしても盛り上がって、興奮をみんなと共有したい人は、
東京と大阪で開催されるパブリックビューイングへ行くといい。
試合前後とハーフタイムにはスペシャルゲストがきたり、
試合の解説などが行われたりするので、大いに楽しめるはずだ。
そのチケットはまだ売り切れていないようなので、
サッカーファンはぜひ。
と、まぁ、
サッカーファンなら知っていて当然の情報を、さも自信ありげに書いてみたが、
すべて今さっきググって集めた情報だ。
というのも、わたしは昨日旦那から聞くまで、
ワールドカップの最終予選が行われるなんて全く知らなかった。
こんなにテレビやネットニュースでもやってるのに?
と思われるかもしれないが、興味のない情報なんて右から左だ。
以前、日本代表が試合していた時だって、
わたしは晩ご飯を作りながらバラエティー番組を観ていた。
そしたら仕事から帰ってきた旦那が、
慌てて部屋に入ってくるやいなやテレビに目を向けて
なんでサッカー観てないと?!
と、非国民呼ばわりだ。
もちろん、チャンネルはソッコーで変えられ、
わたしが何か聞いても空返事で、テレビにかじいりついて観ていた。
旦那の職場では、仕事の定時のあと勉強会というのが時々行われている。
その日も勉強会と聞いていたのだが、
いつもより早く帰宅してきたのであとから理由を聞くと、
なんやらサッカーファンが多いらしく、
みんな試合が気になり勉強会どころではなかったので、
早めに終わったらしい。
そして、勉強会が終わると同時にみんなダッシュで駐車場へ向かったという。
いい大人が何してるんだと思いながらも、
そんなに熱くなれるなんてうらやましいとも思う。
それにしても、
解説者が必ずといっていいほど云う
負けられない戦いがここにある!
というあの言葉、
旦那に付き合わされて何度聞いたことだろう。
といいながらも、
見だしたらわたしも興奮しながら応援するのだが。
明日はソッコーで帰ってくるけん!
わたしはいつも晩ご飯を作りはじめる時間を考えて、
その日の旦那の帰宅時間を聞くのが毎朝の日課になっている。
こちらから聞かないと、自分から言ってくることはほぼない。
そんな旦那が昨日、
明日はソッコーで帰ってくるけん!
と、聞いてもないのに言ってきたのだ。
えらくソワソワした様子で、
明日は19:35から日本代表戦があるから
と、ご丁寧に教えてくれた。
どうりで…。
もうからソワソワしだすなんて、どんだけ好きなんだよ
と、半ば呆れながらも素直に返事をしてやる。
わたしは、なんてできた嫁なんだと自画自賛。
先輩にはめられた、可哀想な旦那
そういえば2,3ヶ月前、
日本代表戦をテレビで見ているときこんなことがあった。
真剣にサッカーを観ている旦那が、
時折めんどくさそうにスマホをいじっているではないか。
いつもはテレビにかじりつき、食い入るように観ているのに、
どうしたんだろうと思い聞いてみると、
職場のサッカー好きが参加しているグループLINEがあるらしく、
先輩から誘われてそのグループLINEに入ったとのこと。
メンバーは10人くらいで、サッカー観戦をしながらリアルタイムで試合について熱く語るLINEのようだ。
へぇーそんなのやってるんだね。
なんかみなさん熱いね〜
なんて話していたら、どうやらちょっと話が違うらしい。
というのも、
誘ってくれた先輩からは、
キックオフ前に
いよいよ始まりますね!楽しみです!
と送られてきただけ。
その後に送られてくるのは、少しやっかいな上司からばかり。。。
グループのメンバーをみると10人近くいるはずなのに、
その上司からのLINEに誰もアクションを起こさないからと、
仕方なく返信をする旦那。
旦那が返信すると、秒で既読1になってすぐにまたその上司から返事がくる。
この一連の流れは、試合終了後の選手インタビューまで続いた。
ようやくスマホを置き、どっと疲れている旦那。
…ふふっ。
どうやら、旦那はその先輩にはめられたようだ。
ここからはわたしの推測だが、
そのグループLINEは当初サッカー好きの若い人たちがはじめて、
試合の翌日その話で盛り上がっていたのだろう。
そこへ、その上司がやってきて、
面白そうだな。わしも入れてくれ。
と、言ってきたのだ。
先輩たちは内心イヤだなと思いながらも上司の誘いを断ることができず、グループLINEに招待した。
そして次の日本代表戦が行われたとき、
その上司をグループに入れたことを激しく後悔するのだ。
真剣に観たいのに、心から熱く盛り上がりたいのに、
その上司がLINEを送ってくるたびに、ため息が出る。
そうして一人、また一人と、そのLINEに返信をする人が減り、
ついに旦那を誘ってきた先輩だけになってしまったのだ。
それから数ヶ月が経ち、また待ちに待った日本代表戦がやってきた。
しかし、頭をよぎるのはあのグループLINEのこと。
あー、また今夜も俺一人であの上司のLINEに付き合うはめになるのか。
そう思いながら、休憩所でタバコをふかす先輩。
そこへ、旦那がタバコを吸いにやってきた。
あっ、こいつがいた!
こいつも大のサッカー好きだったはずだ。
そういえば、まだこいつはグループLINEに入っていない!
そう思った先輩は、
旦那をグループLINEに誘って、上司の相手をさせることをたくらんだのだ。
ねぇ、サッカー好きが参加している職場のグループLINEがあるんだけど、
入ってみない?
リアルタイムで、試合について語り合ってるんだ。
上司のことは決して言わず、旦那を巧みに誘う先輩。
そんなこととは知らない旦那は、もちろん二つ返事だ。
そうして、その先輩はやっかいな上司の世話からやっと解放され、
存分に日本代表戦を楽しめるようになったのだ。
前置きで述べているように、
これはあくまでもわたしの推測だが、真相はそう遠くないはず。
今夜も、旦那は大好きなサッカーを観ながら、
旦那よ、
….ドンマイ。
そして、ガンバレ日本!
コメントを残す