旦那よ、わたしはヨガに行きたいのだ
そうだ、ヨガにいこう!
結婚してからというもの、わたしは家で仕事をしているため、家からめっきり出なくなってしまった。
平日に出かけるといえば、自転車で近所のスーパーに買い出しに行くくらいである。
旦那が飲み会や遊びに出かけるたびに、
いいなーわたしも友達と遊びたいな
と思うと同時に、
なんで旦那だけ楽しんでんだよ
とも思う。
そうして、やっとわたしは気付いたのだ。
外に出て交流しなければ、新しい土地で友達なんかできるわけがない。
外に出て友達を作って自分自身が旦那に依存することなく、充実した生活を送ることができれば、飲み会にいく旦那を気持ち良く送り出すことができる。
そしたら、夫婦円満だ!
そこで、わたしは思い立った。
よし!ヨガに行こう!
不純な動機でもヨガをしたい気持ちは一緒さ
なんでヨガかと聞かれれば、
すぐには答えられないのだがなんとなくヨガだと思ったのだから仕方ない。
しいて言うとするならば、
女性が多そう、硬い体が柔らかくなりそう、いい運動になりそう、気持ちがスッキリしそう、ダイエットにもなりそう、ヨガやってますって言ったら意識高いと思われそう、とこんな感じか。
本気でヨガをやっている人には不純な動機と思われるかもしれないが、ヨガがしたい気持ちには変わりないのだから大目に見て欲しい。
よし、やりたいことは決まった。
早速、旦那にこう告げる。
ねぇ、わたしもなにか打ち込める趣味みたいなのを作ろうと思う。
そしたら、趣味友ができるかもしれないし、
そしたら、こっちでの生活ももっと楽しくなると思うの!
どうかな?
旦那は、
いいやん!とっても良いと思う!
と二つ返事で賛成してくれた。
旦那をヨガ情報収集隊長に任命!
そうと決まれば、次は情報収集だ。
サークルやスクールの情報は市政だよりや地域のフリーペーパーなどに載っていたりもするが、詳しい情報は分からない。
結婚しているわたしにとって、料金や場所、時間帯も重要なのだが、目的は友達作りがメインなため、最も重要視すべきなのは雰囲気だ。
残念ながら雰囲気というのは、
実際に体験にいくか、そこに参加したことがある人に話を聞くしかない。
しかし、わたしにはそれを聞ける人がいない。
そこで、旦那の出番なのだ。
旦那の職場は住んでいる所から程近く、職場の人も同じ市内の人が多い。
女性も多くいるから、サークルやスクールの情報も入りやすい。
情報収集にはもってこいの環境。
そして、わたしは旦那を
ヨガ教室もしくはサークルの情報収集隊長に任命した。
旦那はわたしに友達ができたら嬉しいと喜んで引き受けてくれたのだが、
問題はここからだった。
翌日、帰宅後の旦那に
聞いてくれた?
と、笑顔で問いかける。
旦那はというと、
なんのこと?というような顔でこちらを見るではないか。
けっ忘れてやがる。
あーごめん!明日聞くけん!
そう言った翌日、帰宅後の旦那に
聞いてくれた?
と、昨日と同じ笑顔で同じ言葉で問いかける。
旦那はというと、
あっ!というような顔でこちらを見るではないか。
あーごめん!明日聞くけん!
それはもう昨日聞いた。
そして、そのやりとりをその翌日も繰り返す。
どうやら、ヤツは聞く気がないみたいだ。
そうだった、なんでも後回しにするヤツだった。
これに関しては先日ブログでも綴ったのに、ヨガに気を取られてヤツの性格を忘れておった。
早く聞いてきてくれれば、旦那だって気持ちよく飲み会やゴルフに行けるのに。
おバカな旦那よ、自分の首を自分で絞めるとはこのことだな。
今度の飲み会の日は、
出かけ際にまたグチグチと文句を言ってやるとするか。
あー可哀想なわたし、そして可哀想な旦那。
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