高速道路で、いきなりのエンスト
高速道路の真ん中で、アクセルが利かない!
散々だった先日のこと。
今日は、その日起こった車の故障について綴ってみることにする。
朝から夫婦喧嘩をし、最悪な一日の幕開けとなった。
時間がたってちょっと話すようになったから、
用事を済ますために遠出で買い物に行くことになり、
高速道路でハンドルを握る旦那よこで、
どこのお店がいいかな〜?ココ、美味しそうだよ〜
と、食べログを見ながらランチの場所を探していた。
意気揚々と話をしながら、40分ほど走っていただろうか、
目的地が近づいてきた頃、旦那がいきなり
アクセルがおかしい!
と、言い出す。
また冗談でも言っているのかと思ったら、あきらかに車のスピードが遅くなった。
よく冗談を言ってわたしを困惑させる旦那だが、
いくらなんでも、高速道路でわざとそんなことをするはずがなく、わたしも焦り出す。
このままじゃヤバいけん、ちょっと路肩に止める
そう言って、すぐに交通量の多い3車線の高速道路で一番左の車線に入り、
ハザードランプを付けて路肩に車を止める。
そこで、エンジンを切り、もう一度エンジンをかけるがかからない。
すると、旦那が
すぐに車から降りて
というではないか。
こんなに交通量の多い高速道路で、えっ外に出るの!?と驚きながらも、
とりあえず言われた通りにドアを開けて出る。
降りてすぐ反射的にドアを閉めてしまい、
助手席側から次いで降りようとしていた旦那の驚いた顔が見える。
あ、そうか。
運転席側からは危なくて降りられない。
俺に運転席側から降りろというのか。
と言わんばかりの顔で
わたしが閉めた助手席のドアを再び開けて旦那が降りてくる。
そしてまた旦那が云う、
スマホ貸して!
そしてココは危ないから少しこっちに移動しよう
危ない?なに、爆発でもするの?と思いながらも、
慌ててバッグからスマホを取り出して旦那に手渡す。
旦那はいつもお世話になっている車の保険屋さんに電話をかけて、
この状況を正確に伝えはじめた。
電話を切って、またすぐにどこかに電話をかける。
それを繰り返し、
あと40分くらいでJAFのレッカーが来るから、ここで待つしかない。
と云う。
旦那は、さきほどの数分間で保険屋さんをはじめ、
車を購入した自動車メーカーに連絡をし、
保険屋さんのアドバイスを受けながら
レッカーの手配や自動車メーカーに故障車を運ぶ段取り、
その後の足を確保するためのレンタカーの手配までしてくれた。
旦那が云うには、
それまで普通に運転できていたのに、いきなりアクセルを踏んでもスカッとなる感じで、
アクセルが利かなくなったんだそう。
最初、アクセルとブレーキを踏み間違えているのかと思った程だったと。
今回のことは、本当に不幸中の幸いで、いい勉強になった
もし、わたしが一人で運転している時だったらと考えると本当に怖い。
きっとパニックになって路肩に止める前に
車がビュンビュン通る高速道路のど真ん中でエンストしてしまい、
衝突されてほかの車を巻き込んだ大事故になっていたことだろう。
旦那がいてくれて、旦那が運転してくれていて、本当によかった。
それに、つい先週にJAFの更新手続きをしていたみたいで、これも良かった。
JAFが云うには、
レッカー代はJAFの会員なら15km?だったかな、その範囲なら無料なのだとか。
それ以降の走行分は手出しになるが、加入している保険会社で特約を付けていれば、プラスアルファーの分は保険会社が払ってくれるのだそう。
旦那はその特約を付けていたらしく、今回は手出しはなくて済んだ。
旦那に惚れ直し、夫婦の絆を再確認
炎天下のなか高速道路の路肩で40分待ちながら旦那は、
あー、修理代いくらかかるのかな。うん十万かな…。あーせっかくの俺の休日が台無しや。本当なら今頃、向こうについて美味しいランチ食べてるはずなのに! あーでも、本当にびっくりした〜。それにしても暑ちぃーね!
とかなんとか言っていたが、
わたしは、いつもは頼りない旦那がこんなにも迅速かつ安全に対応している姿を見られて、
正直言うとちょっと嬉しかった。
いざという時に、頼りになる人だって分かって心の底からホッとした。
あとから、なぜいきなり車から降りろと言ったのかを聞くと、
路肩に止めているのに気付かず、衝突されて死んだなんて事故たくさんあるんだよ。だから、こういう時はすぐに車から降りないといけないの!分かった?
と、説明してくれた。
そうなのか。
自動車学校で習ったのかもしれないけど、全然知らなかった。
というか、普段車に乗っているけど、不具合が起きたらどうすればいいのか、なんて考えたこともなかった。
それに、よく高速道路で故障や事故で止まっている車を見るけど、まさか自分たちが同じ境遇になるなんて思いもしなかった。
その後、JAFのレッカー車が来て、わたしたち夫婦と車を自宅の近くの自動車メーカーに運んでくれた。
レッカー車の走行距離は、70kmくらいだった。
自動車メーカーの担当の人が来て、
ちょっと見ただけでは原因が分からないということだったので、
うちの車はそのまま入院。
わたしたちは、保険屋さんが手配してくれたレンタカーに乗って帰ることに。
結局、ガソリン代と高速料金を使って、目的地に着く寸前でとんぼ返りになってしまった。
朝からご飯も食べてないし、自動車メーカーを出る時は、もう16時を過ぎようとしていた。
このまま帰るのもなんかイヤでご飯を食べにいくことになり、
そこで些細なことでまた喧嘩になってしまったのだが、
帰って無事に仲直りができて、
今日は本当にありがとう。わたし一人だったらたぶん死んでたよ。
と言うと、
アンになんかあったら、俺が守るよ。そんなん当たり前やん。だから心配せんでいいよ。
と、頭をぐしゃぐしゃに撫でながら言ってくれた。
部屋の電気を消していたから、顔は見えなかったけど、
たぶんめっちゃ恥ずかしくて照れながら、
頑張って言ってくれたんだろうな。
この日は散々なことばかりだったけど、
夫婦の絆を再確認するために必要なことだったんだと思う。
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