調子に乗る旦那に喝!

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旦那の素晴らしい上司の存在に救われる

昨日、旦那の勉強会が終わった。

資料のチェックを依頼されない日は優しく気を遣ってみたり、

資料のチェックを依頼された日は厳しくしてみたり、

やっとのことで資料が完成してからは、読み方の練習に夜中まで何度も付き合った。

 

そんな面倒くさかった2ヶ月間がようやく終わったのだ。

 

旦那には本当にお疲れさまだが、わたしにもお疲れさまを言いたいと思う。

 

前日の夜、

明日の夜は、勉強会のお疲れさま会しよっか!

とわたしが云ったら、

あっ、たぶんKさんと飲みにいくと思う…

と申し訳なさそうに答える旦那。

 

あーそうかい、そうかい。

そのKさんも勉強会のお世話をしてくれていたから、まぁよしとしよう。

 

じゃぁ次の日は?

とすかさず聞くわたし。

あっ、次の日は年に1度のスポーツ大会で遅くなる…

 

あーそうかい、そうかい。

もういい、お疲れさま会なんてしてやるものか。この野郎。

 

勉強会当日の朝。頑張ってね、と笑顔で送り出す。

勉強会は定時を過ぎた後の18時からだ。

17時半、おそらく勉強会の準備をしている最中であろう旦那からLINEが届いた。

 

勉強会が終わったら、少し飲みに行ってくる!

飲みのことを考える余裕はあるんだ〜と思いながら、

分かったー。勉強会頑張ってね!

と送り返すと、了解と言わんばかりのLINEスタンプが届いた。

 

その2時間後、

無事に終わりました!ありがとう!

と、旦那からLINEが。

あーよかったよかった。

これで悲惨な出来だったら、「やっぱり俺なんて何もできない人間なんだ…」とか言い出して、なぐさめるのが大変なのだ。

本当によかった。

 

そう思っていたら旦那から電話が。

無事に終わったよ、ありがとう。これから飲みに行ってくるから、帰りにまた連絡する。

とのこと。

今、開放感に満ちているのだろう。久しぶりに電話越しで明るい声を聞いた気がする。

 

それから2時間後に連絡が来て、車で迎えに行くと、Kさんと旦那が2人立っていた。

Kさんは、結婚式のお世話とかもしてくださった方でわたしもよく知っている。

 

車のドアを開けてすぐに、

アンちゃん!ごめんね。俺も送ってもらっていいかな?

と気さくに声をかけてくれるKさん。

とっても頼りになる、いい方だ。

すぐさま返事をし、車に乗ってもらうと、

アンちゃんも本当にお疲れさまだったね。たくさん手伝ってくれたって聞いたし、その間は家のこと何でもしてくれて大変だったよね。本当にありがとね。それにしても、今日の彼の勉強会、本当によかったよ〜!

と、わたしのこともねぎらいながら、わたしの前で旦那を褒める。

さすがだ、この人の人望が厚いのがよくわかる。

 

ご自宅前に到着し、車から下りるKさんはお礼をいいながら、

あれっ?アンちゃん髪切った?結構ばっさり切ったね〜いいやん!

と…。

…もう完璧だ。本当に感心させられる。

 

仕事ができて、どんな人にも気が使える、部下からの信頼も厚い。

旦那は、こんな素晴らしい上司と一緒に仕事をしているのだ。

これ以上の安心感はない。

 

旦那も少しは見習ったのか、さっきの飲みの間にKさんに言われたのかは分からないが、

2人で自宅に帰る途中、何度もお礼を言ってくれた。

そして、自分のなかで初の成功実績を作ることができて、自信がついたとも言った。

 

準備は大変で、旦那の出来の悪さやひねくれた性格に、こっちの精神がやられるかとも思ったが、まぁ何はともあれ終わりよければすべて良し。

 

お礼は口だけで、何も変わっていない旦那

 

自宅に着いて、久しぶりにDVD鑑賞をすることにした。

 

帰るやいなや、ソファーに寝転んで寛ぐ旦那は

先にお風呂に入ろう。お風呂洗ってる?

と聞いてくる。

お風呂は洗っているから、お湯を張るだけだよ。

と言うと、

お湯張って〜と言葉が返ってくる。

 

はぁ…。やっぱりコイツ、何もわかっちゃいねぇな。

とりあえず、お湯を入れてリビングに戻り、

放置された旦那のカバンの中から弁当箱を探し出して洗う。

 

旦那がお風呂から上がって、続いてわたしもお風呂へ。

 

髪をタオルで拭きながら、再びソファーに寝転んでいる旦那に

DVDセットしておいてー

と声をかけると、

わかった〜

と返事が返ってきた。

 

化粧水を塗ってリビングに戻ると、DVDは机の上のまま。

なんで、DVDセットしておいてって言ったのにしてないと?

と言うと、

今しようと思ったけどアンが来たけん、アンがして。あっそういえばポッキーあったよね。アン、ポッキー。あと、電気も。

と甘えた声で言う。

 

さっきのお風呂や弁当箱といい、

ありがとうは、うわべだけか。 

コイツは、この2ヶ月間で“やらないこと”が体に染み付いてしまったのか。

 

わたしは低い声でたたみかける。

ねぇ、わたしはこの2ヶ月間、思いやりであなたに何もさせなかったの。甘やかしたくて何もさせなかったわけじゃないのよね。…わかる?それに、お風呂洗ってるんだから、お湯を張るくらい自分でしたらどうなわけ?仕事で疲れてるのはあなただけじゃないんだけど。それと、弁当箱も自分でちゃんと出して。あと、わたしはポッキーじゃない。ポッキーをどうして欲しいわけ?電気をどうして欲しいわけ?

 

ここまで黙って聞いていた旦那が、

….ポッキーを取ってください。…電気を暗くしてください。

とぼそっと言い直す。

そうでしょ?人に頼むときは、せめてちゃんと言って。そして、わたしの思いやりをはき違えないで。

そう言って、DVDをセットし、ポッキーを取って、電気を消すわたし。

お風呂にしても弁当箱にしても、なんだかんだ言いながらもやってあげているから良くないのかもしれない。

 

あー、少しはKさんを見習ってくれないかな。

 

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