プレゼントを仏壇に供えるお義父さんと、お揃いを断固阻止するお義母さんの話

f:id:anan0429:20171005120917j:plain

先月の「母の日」のプレゼントが招いた、旦那の両親の話。

旦那の両親は、お義母さんの方が口が立つというか、お義父さんが比較的無口な方というか、どちらかと言うとかかあ天下。

程良い距離感を保ちながらも、おふたりともすごく良くしてくれて、本当に良いご両親。

先月、「母の日」に向けて、旦那と「今年は何を贈ろうか〜」とお義母さんへのプレゼント探しという名目でショッピングに出かけた。

お義母さんは最近ヨガを始めたらしく、「スポーツウェアがいいんじゃない?」と複数のスポーツショップを回ったが、

私たち世代にはヒットするテンションが上がる派手なデザインや、脇が気になるような袖が短めのTシャツなど、今年還暦を迎えるお義母さんには少し若すぎるような物ばかりで、あまり良いものが見付からない。

そこで、予定変更して普段着でも着れそうなTシャツを探すことに。

シンプルでお洒落なモノというテーマで探していたら、やっと理想のTシャツに巡り会えた。

それが、ポロラルフローレンのクールネックTシャツ。

 

(楽天市場の方が断然安い!!プレミアムアウトレットで先月購入した時は、4,000円くらいだったのに…と、今軽く落ち込んでいます。自分用なら断然、楽天市場ですね)

白地に紺のワンポイント刺繍が入ったモノをチョイス。

どうせならと、6月の「父の日」のプレゼントも一緒に買うことに。

私が「お揃いなんていいよね!!」と言うと、

旦那が「いや、絶対止めたほうがいいと思う。せめて色違いにしよう」と言うので、

お義父さんのはグレー地に黄色の刺繍のモノを選んだ。

 

なかなか日の目を見ない、お義父さんへのプレゼント

「母の日」当日に、お義母さんが大好きなチーズケーキを買ってプレゼントを渡しに行くと、とっても喜んでくれてひと安心。

「父の日にはちょっと早いですが、お義母さんのと一緒に買いました」と、お義父さんにもプレゼントを渡す。

お義父さんは、基本的に贈り物をすぐに見ないということは確認済みだ。

というのも、結婚前にお誕生日のプレゼントを渡した際も、「わざわざ、ありがとう」と言って、ラッピングを開けることなく仏壇の前にお供えしていた(笑)。

その後、新居に移る際にお義母さんが「いただき物とかで使っていないモノがいくつかあるから、良かったら持っていく?」と言ってくれてお家に伺った際、

未開封のラッピングを開けながら、「コレなにかしら?あらっ、靴下とハンカチね。息子たちのかしら?これも持っていく?」と、お義母さん。

よくよく見てみると、それはまさしく私がお義父さんにあげたプレゼントだった(笑)。

「お義母さん…すみません。それ、私がお義父さんに贈ったプレゼントです…(苦笑)」と伝えると、

「あらっ!もうお父さんったら!!!本当にごめんなさいね〜」とお義母さん。

その後、靴下履いてくれているみたいです(笑)。

それに、昨年の誕生日プレゼントだって、「ありがとう」と言ってラッピングを開けずにテーブルの上にずっと置きっぱなしで、見兼ねたお義母さんが「開けていい?」と聞いてくれて、ようやくお披露目。

ザ・ノースフェイスのニット帽だったのだが、「お父さん、ニット帽よ!失くしたって言ってたからちょうどよかったわね。どう?似合うかしら」と、お義母さんが一番に被っていた(笑)。

 

夫婦漫才のようなやりとりに笑いが止まらない!

まぁそんなこんなで、今回もお義母さんが自分のと一緒にラッピングを開けてくれていた。

ふたりとも喜んでくれたのだが、ここからが本題。

後日、ご両親と私たち夫婦で出かけることになり、お家に伺った。

お義母さんが「着替えてくるわね〜」と言って部屋を出てしばらくすると、母の日に贈ったあのTシャツを着て満面の笑みで戻ってきた。

サイズもぴったりで、よくお似合いだ。

すると、ちょっとくたびれたTシャツと短パン姿のお義父さんが、「お母さん、俺の洋服は?」と部屋にやってきた。

ちょうど衣替えする前で、夏物はまだ出していないとのことで、「さっき、洋服出そうか?って聞いた時、お義父さん『いい』って言ったじゃない!」とお義母さん。

お義母さんのTシャツを見て、「あっ俺ももらったシャツ着ようかな〜」とお義父さんが口にしかけたその瞬間、

「絶対やめてっっ!」とお義母さん。

その瞬殺技に、笑いをこらえるのに必死な私。

「今朝、今日は私が着るからあなたは着ないでって言ったでしょ!!」と、お義父さんを一蹴。

まさか、そんなやりとりがあったとは(笑)。

どうやらお義母さんは、色違いでもお義父さんとお揃いになるのが、とてつもなく嫌らしい。

お義父さんが「じゃぁもうこの格好で行こうかな!」と言うと、

「そんな格好で外出するなんて恥ずかしいっ!着替えないと連れて行かないわよ!!」と、またもやお義母さんの攻撃が続く。

「もう!だから、洋服出そうかって聞いたのに!」とブツブツ言いながら、お義父さんの洋服を出しに押し入れがある2階へ向かう優しいお義母さん。

「別にいいじゃないか…」とちょっと寂しそうに小声で呟きながら、お義母さんの後を追って階段を上がるお義父さん。

お二人が部屋を出た後、ついに笑いが抑えきれなくなって、声を出して笑っちゃいました。

実は、お義父さんとお義母さんのこういうやりとり、結構あるんです。

ご本人たちを目の前にしたら言えませんが、お二人のやりとりがもう楽しくって、旦那の実家に伺う密かな楽しみでもあります(笑)。

まぁ兎にも角にも、旦那の言う通りに色違いにして良かった。

これが色までお揃いだったら…と考えると、これもまた面白い。

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です